【印刷】丁合とは?印刷会社が分かりやすく丁寧に解説します!
こんにちは!
印刷会社で営業をしておりますタムラです。
先日、お客様に書籍の製造工程を説明している時のワンシーン…

印刷で2営業日、丁合で2営業日、無線綴じで2営業日必要です!

丁合ってなんですか? ( ・∇・)
何気に「丁合」と言いましたが、みんな知ってるはずがありませんよね…。
「ちょうあい」と読みます。
印刷って、わかりづらい専門用語が多すぎますよね。
今回はこの実体験をもとに、丁合について、可能な限りやさしく・詳しく発信したいと思います!
丁合とは?
「丁合(ちょうあい)」とは、印刷されたページを決まった順番に並べる作業のことを指します。
書籍やパンフレット、伝票など、ページ数が多い印刷物では必ず必要な工程です。
主に丁合は、以下の2パターンの手段があります。
- 機械(丁合機)を使った丁合(以降、機械丁合と呼ぶ)
- 人の手による丁合(以降、手丁合と呼ぶ)
印刷会社・製本会社は、丁合の工程を、機械丁合できるものは機械丁合で
それ以外は、手丁合で行っています。
これ以降で詳しく解説していきますので、よろしければ最後までお読みいただけたら嬉しい限りです。
印刷における丁合とは?
前述しましたが、大事なことなのでもう一回言います。
順番が決まっている印刷物(パンフレットや書籍、複写伝票など)において、それらのページを順番通りに並べる作業(工程)のことです。
◎作成するのに丁合の工程が必要な印刷物
作成するのに丁合の工程が必要な印刷物は、以下のようなものが挙げられます。
- 書籍、文集
- パンフレット
- 領収書などの複写式の伝票

少し踏み込んだ話になりますが、
・中綴じ製本
・無線綴じ製本
では必ず丁合の工程が入ることになります。
機械丁合について
機械丁合とは、前にも書かせていただきましたが、専用の機械を使って丁合することです。
機械丁合する(できると言った方が正確かもしれません)ケースは会社によると思いますが、
弊社の場合は以下の制限があります。
- 印刷物のサイズが小さすぎず、大きすぎない
- 印刷物がペラ(折加工などがされていない)
- 紙厚が薄すぎず、厚すぎない
もう少し具体的にすると…
機械丁合が可能な条件
サイズ : ハガキサイズ(幅100mm×高さ148mm) 〜 A3サイズ
用紙の厚さ : 60K(折込チラシ程度)〜135K(企業のパンフレット程度)
となります。
カードのサイズや、名刺のような厚さの印刷物は機械丁合ができません。
実際の丁合機をこんな感じ!

◎丁合機のメカニズムを説明!
丁合機は、以下二つのセクションで構成されています。
・用紙をセットする部分
・用紙を排出する部分

用紙をセットする部分には、何段にも分かれた用紙を置く場所があり、
それぞれに異なる種類の用紙を入れられるようになっています。
上から下に向かって、セットした用紙が順番通りに供給され、丁合されます。

排出部分には工夫があります。
紙の束が排出されるたびに土台が少し回転することで、次の束との境目がはっきりわかるようになっています。
これにより、後からでも簡単に区別できます!

この動きによって、排出された束、次の束との境目がはっきり分かるようになり、
後から見ても区別がしやすくなる工夫がされています。
◎機械丁合のメリット
機械丁合は、基本的に順番通りに用紙をセットするだけでOK。
機械のスピードは人の手より速いので、手丁合と比べるとコストは低く抑えることができます。
丁合のスピードが速い!そして安い!
◎機械丁合のデメリット
デメリットとしては、機械丁合できるケースが限られていることです。
上に機械丁合できるケースを説明しましたが、もう一度↓
- 印刷物のサイズが小さすぎず、大きすぎない
- 印刷物がペラ(折加工などがされていない)
- 紙厚が薄すぎず、厚すぎない
丁合が必要なのにも関わらず機械丁合できない例として、
- トランプ(サイズが小さすぎる)
- 中身に折り畳まれたページがある文集
などがあります。
手丁合について
前述しましたが、手丁合とは人の手によって丁合することです。
印刷物のサイズが小さかったり、用紙の紙厚が厚かったりすると手丁合となります。
例えば、
・トランプ
・卓上カレンダー
などは手丁合が必要なります。
また、
・店舗別のPOPセット組
※ポスター、チラシ、フライヤーなどの複数のPOPを順番に揃えて店舗ごとに仕分け・梱包する仕事
・保険資料のセットアップ
※申込書、案内チラシ、説明パンフレットなどの複数の資料を順番に揃えて、個別に仕分け・梱包する作業
などにも必要です。
印刷会社には、印刷・製本の業務の他に、上記のような手作業の業務も非常に多くなっております。
話題が逸れますが、こういう作業が好きな方は仕事を探す際に印刷会社をチェックするといいかもしれませんね!
丁合に関連した専門用語
丁合に関連した専門用語で、「落丁」・「乱丁」と言われるものがあります。
落丁とは?
落丁とは、本や冊子を作るときに、必要なページが抜け落ちてしまうことを指します。
例えば、本を読んでいるときに、途中のページが抜けている、または順番がおかしいと感じたことがあれば、それが落丁です。
乱丁とは?
乱丁とは、本や冊子を作るときに、ページが乱れてしまうことを指します。
例えば、小説を読んでいる途中で、急に最終章のページが出てきたり、前の話に戻ってしまったりすることがあります。これが乱丁です。
どちらも印刷物の品質にとっては大きな問題です。
もし見つけたら、ぜひ温かい心でご指摘ください!
最後に
今回は、印刷の専門用語である丁合について解説させていただきました。
最後にPRとなりますが、
弊社 株式会社タムラ印刷は、製本も一貫して行える設備を有しております。
パンフレットや書籍の実績もございます。
丁合における落丁や乱丁にも、ダブルチェック体制でお客様に迷惑をかけないようにしております。
印刷会社をお探しのお客様、ぜひご相談ください!


